【だんじょん商店会】シナリオ「ほうき」
サララは夢を見ました。それは飛べない魔女であるサララが旅立った時の記憶。サララが夢から覚めると、一羽の鳥を巡って町は大騒ぎになっていました。
イベントに必要なアイテムをすでに持っている場合、入手手順をスキップできることがあります。またダンジョンの目的地([A~J])は、プレイ状況により変わります。
1. 金色のキノコ
ある日のこと、サララはチョコとともに金色に光る飛行物体を目撃しましたが、その日はそのまま休むことに。サララは旅立った時のことを夢に見ました。母親がサララに代々伝わるホウキを持たせたのでした。翌朝チョコがその魔女のホウキを持ち出してきました。
店を開ける前に、商店会から届いていた手紙を読んでみると、金の染料ととりもちが品薄につき値段を倍にするといったこと書かれていました。
商店会本部へ「通知のこと」を聞きに行きます。するとお姫さまが飼っていた金色の小鳥が逃げ出して、賞金が懸けられていることを教えてくれました。心ない人たちが鳥をとりもちで捕まえては金色の染料で染めて金色の鳥に仕立て上げようとしているのでした。
そんな事情からガメッツに金色の染料の原料である金色のキノコを[A]まで取りに行かないかと頼まれます。このタイミングで酒場に入る度に、グスタフからヤキトリを(何度でも)もらえます。
[A]で「光るモノのほうへいく」を選ぶと、金色のキノコが見つかります。部屋にはもう1つ光っているものがありました。「さっきのモノを拾いにいく」を選び、チョコに意地汚くなったなどと呆れられながらも拾うと、それは金色の羽根でした。
するとそこへドラゴンライダー族でナユタの弟のハルカがやってきました。ハルカは金色の飛行物体をドラゴンだと思って追ってきたそうです。サララはダンジョンでの用事は済んだので、ひとまず町に戻ります。
2. 金色の羽根
商店会本部のガメッツに金色のキノコを買い取ってもらうついでに、拾った金色の羽根を見せましょう。すると察しの良いガメッツは、金色の小鳥はダンジョンに逃げ込んだと考えました。この情報はすぐに町中に知れ渡ることに。
ガメッツは鳥を見つけた時のために鳥カゴをくれました。サララもこれを持って小鳥探しに向かいたいところですが、まずは情報収集。
お城へ行くと、門番がライアットたちは[B]に行っていると教えてくれました。
お城の偉い人たちにも会えるようになっていますが、大臣に笑顔で接すると小鳥騒ぎの真相を教えてもらえます。
ルビィの本拠地へ行くと一同は[C]に行っていると、サララ宛の置手紙がありました。ここはクリアするだけなら別に行く必要はありません。会いに行くと、ルビィは小鳥騒動の裏に気付いたようであることが分かります。
酒場では噂話で冒険者のアダーとビジョルドが小鳥を探しに[D]へ行っているという情報が得られました。
[D]まで彼らに会いに行くと、騎士団は[B]へ、そして盗賊ギルドの連中が[E]にいるということを教えてくれます。アダーは左の人で、実際にはセリフを言っているのはビジョルドです。
ダンジョンに来ている盗賊ギルドのメンバーは、スネイクとチープ(ギルドがルビィに乗っ取られている場合はゲヒンゴ、リンダも)ですが、彼らは実際には[E]の次の階にいます。
話をしてみると、金色の小鳥を見つけたら城ではなく彼らの元に持って来いと、相変わらず勝手なことを言っていました。
ここで「持ってくる」と答えると、彼らが掴んでいるという金色の小鳥の居場所[F]を教えてくれます。「持ってこない」と答えると、いかにも怪しげにほくそ笑んだ後で金色の小鳥は[G]にいると言います。この会話は何度でも聞けるので、両方の情報を得ることができます。
色々と場所が出てきていますが、騎士団がいるという[B]へ向かいましょう。この時、同行者に騎士団グループ以外を選ぶようにしないと、彼らに会うことができません。
ライアットは[H]でサララの知り合いに会ったと教えてくれるので、次にその人物に[H]まで会いに行きます。そこでは魔女のホウキが必要になるので、忘れずに持っていきましょう。
3. 鳥笛
[H]にいた少年はやはりハルカでした。ハルカは一人前と認められるために鳥笛の材料を探していましたが、かつてダンジョンの頂上に生えていた、そのソラノキは今ではもう失われてしまっていました。代わりに空の魔法が染み込んでいるものを探しているそうです。
そこで冒頭にチョコが押し入れから引っ張り出してきた魔女のホウキをハルカに渡してあげましょう。
さすが代々伝わるホウキ。鳥笛の材料としてはうってつけで、ハルカは喜んで[I]まで笛を作りにすっ飛んでいきました。
ハルカの後を追って[I]へ行くと、すでに鳥笛は完成していました。魔女のホウキを補修して返してくれ、さらにサララの分の鳥笛も作ってくれたそうです。
その後ハルカは笛を吹きにサララたちの前から去っていきました。いつもアソウギがいる山頂へ行くと、笛の音が聞こえてきます。「笛の音のほうへ」移動すると、ハルカが笛を吹いている姿を見ることができます。
なおシナリオをクリアするだけなら、山頂に立ち寄る必要はありません。
また鳥笛が完成したら、町の魔法使いの塔にいるラオ老師から、迷ったら[J]まで行くとよいとアドバイスをもらうことができました。[J]には一族の長老ゴウガシャがおり、ハルカに力を貸してくれたお礼にと、黄金の酒の注がれた盃を勧められます。
ちょっと怪しげな液体ですが、この酒を飲むと鳥の話す言葉が分かるようになります。ここもシナリオをただクリアするだけなら見る必要はありませんが、話の理解が進むと思います。できれば小鳥を見つける前に済ませておきたいです。
これからいよいよ小鳥を探しに行きますが、盗賊ギルドの面々は真偽はともかくとして、候補を2か所教えてくれていましたね。
4. 金色の小鳥
ゲヒンゴ(スネイク)が自信満々に教えてくれた[F]へ行ってみますが、小鳥を捕まえるにはガメッツからもらった鳥カゴとハルカが作ってくれた鳥笛が必要です。秘密の店で売っているとりもちは何の役にも立ちませんでした。
部屋に入ると鳥の気配がしました。落ちている鳥の羽根を拾うと汚れた羽根が手に入り、鳥笛を使うと金色の小鳥がおびき出されました。
選択肢「つかまえる」を選ぶと、鳥カゴが金色の小鳥のカゴに変化します。アイテムとしては鳥カゴは失われるので、もう一方の鳥を捕まえるためには、秘密の店まで買いに行く必要があります。……鳥も売ってましたけど。(笑)
この金色の小鳥のカゴをお城のオーロラ姫の元へ持っていっても、違う小鳥だと言われてしまいます。
[E]の次の階にいる盗賊ギルドの面々の元に持って行くと、金色の小鳥のカゴをよこせと言ってきます。彼らの狙いは鳥の足に付いているという王家の指輪。しかしもちろんそんなものは付いていませんでした。
スネイクの場合は「渡さない」を選ぶと、ゲヒンゴの場合はどちらを選んでも結局は盗賊×3との戦闘になり、勝利すると一味は退散。金色の小鳥のカゴは手元に残ります。
また夕方の広場へ行くとマナがおり、彼女も金色の小鳥のカゴをくれないかと言ってきます。
どちらを選んでも後の会話が変わるだけです。このアイテムは使い道もないので、小鳥のことを考えて自由に選びましょう。
5. 汚れた小鳥
いかにも嘘くさそうにゲヒンゴ(スネイク)が教えてくれた[G]へ行くと、ここでも鳥の気配がしました。鳥カゴと鳥笛を忘れないようにしましょう。落ちていた羽根を拾うとそれは金色の羽根、ここで鳥笛を吹きます。
すると汚れた小鳥が現れました。捕まえると鳥カゴが汚れた小鳥のカゴに変化し、さらに小鳥の足に付いていた王家の指輪も手に入りました。小鳥と指輪をしかるべき場所へと届ければ、この騒動も片付きます。
金色の鳥はスルーして、いきなりこちらの本物の方を捕まえてもいいです。
6. 王家の指輪
色々な人が求めていた王家の指輪ですが、これを渡せる相手は4人います。誰にも渡さなくてもいいです。
6-1. 大臣
最も返す相手としては適当だと思われる大臣に届けると、お礼として2000Gをくれます。
6-2. ライアット
城にいるライアットに渡すと、そのお礼として彼にとって思い出深い品であるという騎士の星がもらえます。
なおバグで一度渡しても、その後も何回も王家の指輪を(持っていなくても)渡すことができ、その都度騎士の星をもらうことができます。
ちなみにライアットに渡した後で大臣と話しても、大臣からのお礼はもらえません。
6-3. ルビィ
本拠地に帰っているルビィに指輪を渡すと、熱いキッスとかつて彼女が使っていたという盗賊の指をもらえます。
6-4. ゲヒンゴ
ギルドを追われていてダンジョンで会った場合のゲヒンゴは、金色の小鳥のカゴには反応するくせに、王家の指輪には見向きもしませんでした。どうやら盗賊ギルドでふんぞり返っている場合にしか渡せないようです。
お城の大臣から王家の指輪についての話を聞いている場合(?)、盗賊ギルドのゲヒンゴにも王家の指輪を渡すことができるようになります。
ゲヒンゴに指輪を渡すと一番多い5000Gを貰えますが、あとで他の人たちにボロクソに言われてしまいます。あまり気持ちのいいものではないので、おすすめはしません。一部の人のお得意様度も下がりそうな気がしますがどうでしょうか。
7.汚れた小鳥のカゴ
あとは汚れた小鳥の処遇を決めれば長かったシナリオはいよいよ終わりを迎えますが、最後は4通りあります。
7-1. オーロラ姫
サララの手でお城にいるオーロラ姫に鳥を渡します。元の鞘に戻って再びお城でカゴの中の鳥に。自由はないですが安全で、贅沢な餌も保証されています。そして何よりオーロラ姫の小鳥に対する愛情も本物です。最後に500Gもらえます。
7-2. ライアット
汚れた小鳥のカゴをライアットに渡して「いいえ」を2回選んでサララからオーロラ姫に渡すことを断り、「はい」を2回選んでライアットに華を持たせます。
小鳥にとってはオーロラ姫に直接渡す場合と同じですが、ライアットにとっては大きく違ってきますね。なおこの選択は騎士団グループのエンディングには影響しません。最後に500Gもらえます。
7-3. 獣人の森
ここで小鳥を放すには、獣人グループとパーティーを組めるようになっている必要があります。「森の鳥の声を聞く」を選ぶと、ここに小鳥を放すかどうかチャチャに訊かれます。
自由ですが絶えず身の危険にも晒されるという、野生そのものの環境です。
7-4. マルローニの屋敷
ここで小鳥を放すには、シナリオ「媚薬」時にマルローニの屋敷に招待されている必要があります。中庭へ移動して「庭の鳥の声を聞く」を選ぶと、ここに小鳥を放すかどうかマルローニに訊かれます。
自由と鳥の仲間に加えて小鳥好きのマルローニが用意した餌と、なかなか恵まれた環境です。
さて、いったいどの選択が小鳥にとっての「幸せ」なのでしょうか。
(C) 1998 藤浪智之/佐々木 亮 (C) 1998 講談社/キノトロープ
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