【Neo ATLAS 1469】プレイ日記 第1回 大航海時代
私が初めてこのシリーズに触れたのは『THE ATLAS』でした。ずーっと前にPC-9801版をやったことがあります……って、前にも似たようなことを書いた気がします。「信じる/信じない」で世界が変わる、とりわけ「信じない」という部分に着目したところがおもしろいなあ、などと感じまして、内陸探検をする続編の『THE ATLAS Ⅱ』もクリアしました。
そして7~8年後くらいにPlayStation版『Neo ATLAS』をお店で偶然見つけて、さらに10年くらい経ってからゲームアーカイブスで『Neo ATLAS Ⅱ』を購入してPSPでプレイと、こうして振り返ってみると、期間が空きながらも、プレイ環境が変わりながらも、長いスパンで接し続けてきたんだなあとしみじみ感じます(その間ずっとプレイしていたわけではありませんが)。
PS2の『Ⅲ』の存在を知ったのは今から数年前でしたが、ノータッチだったのは良かったのか、悪かったのか……。
持っていないPSVitaで新作が出ると聞いたときは、これは買うしかないだろ、Vitaを……とはならずに、その代わりが『THE ATLAS レジェンドパック』だったんですが、画面の小ささが昔のままでさすがに今のPC環境ではちょっと……と思っていたらPCでも出ると聞き、ホイホイと予約してしまったわけです。
前置きはこれまでにして、ゲームはシリーズでおなじみのアントニオ・ゴメス提督の出航から始まります。
彼は探検航海中に嵐に遭遇。持ち前の航海術を駆使してなんとか切り抜けるものの、リスボンへ引き返す途中、今度は海賊に襲われるという、弱り目に祟り目状態。ついにはそのまま行方不明となってしまいました。
その2年後、我が商会は新たな提督候補として天才と名高いフランシスコ・ペレスに白羽の矢を立てるものの、まともに取り合ってもらえません。そこでペレスの気を引くために、彼が探す天文学書を求めてエジプトへ。
地図上を漂う吹き出し(噂話)に耳を傾けつつ宝箱を開けていきます。やっぱり画面が大きいといいね!
このミゲルは執事で、例えて言うならばこの前までやっていた『Winning Post 8』の秘書・朝比奈すみれ的ポジションですが、そこに女の子やイケメンではなく、髭のおっさんを持ってくるその姿勢……結構好きですよ。
それはともかく無事ペレスの求めるアルマゲストを発見。
それを目を通したペレスは、世界の姿を自らの目で確かめるべく提督になることを決意しました。
そしてエピソード【英雄ゴメス】が開始。地図作りにエピソードが挟まれるのが『Neo ATLAS』の特徴です。
ペレスとともに遭難したゴメスの足取りを追うことに。ゴメスの最後の報告からアフリカ大陸の西にあるカナリヤ諸島で三つ子山を発見。さらに近くの島であやしい男が住むというほったて小屋を発見、早速ぺレスを調査派遣しました。
行って戻ってくるのに時間がかかるので、その間にヨーロッパ探索。イギリスのストーンヘンジを観光する探すなどしているうちにペレスが戻ってきました。彼はそこで髭のおっさんと出会いました。
その正体は行方不明になっていたゴメスでした。彼らは一匹の小猿に見送られながら、無事にリスボンへと帰還を果たしたのでした。ちなみに私は「ゴメス」と聞くと「船乗り」を条件反射的に思い浮かべてしまうんですが、それはこの『ATLAS』シリーズも要因の一つです。あとは『RPGツクール2000』だけど、果たして分かる人はいるのでしょうか……。
どうでもいい話は置いておいて【英雄ゴメス】はこれにて終了。ようやくここでセーブができるようになりました。
1469年に入り、知らない爺さんが「貿易特権契約」がどうこうと言って、商会にやってきました。
直後、国王の使いとしてバルディ宰相がやってきてエピソード【1469年】開始。我が商会と「貿易特権契約」を結ぶ前のテストとして、彼の言う3つの特産物を探すことになりました。……ところで王国の情報セキュリティはどうなってるんですかね。この話、知らない爺さんに漏れてましたよ。
探すといっても、だいたいの場所は教えてくれるので、すぐに終わります。貿易入門みたいなものです。
ガラスはベネチア、パピルスはダマスカス、オーク樽はロンドン。そして最後にバルディ宰相の指示に従い、ロンドンとリスボンを貿易航路で結びます。船が一方に到達したら、二次産物としてワインができあがるので、その時点で【1469年】は終了。
ワインができるまでに時間があるので、ヨーロッパを見て回って、他の産物や宝箱をクリックしているといいでしょう。
このゲームの操作性はというと、Adobe Readerの手のひらツールみたいな感じに地図上をドラッグでスクロール、マウスのホイールで拡大縮小と、マウス操作との相性はけっこういいと思います。
Vita版のレビューを見たときは戦々恐々としていましたが、PC版は(今のところ)快適、私のポンコツノートPCでも十分でした。
一つ不満点があるとすれば、画面が切り替わるときに演出で一瞬だけ全面にぼかしがかかったようになるんですが、そのぼかしが強すぎて、なんだか気持ちが悪く感じてしまうことでしょうか。完全に個人の好みの問題だとは思いますが。
さて、最初から確定されているエリアで見つかった宝箱はこちら。これで全部かな?
- ヨーロッパのテーマ(ヨーロッパ)
- 魔法の鏡(リューベックの南)
- 人形の家(イタリア)
- 地中海のテーマ(シチリア島)
- うそつき村(クレタ島)
- ドワーフ砲(グレートブリテン島の北)
- 北の漁村(スカンジナビア半島の雲の近く)
- アフォンソのへそくり(リスボン)
- カナリアダイヤの腕輪(カナリア諸島)
- 出会いの洞窟(アフリカ)
- 底あり洞窟(アフリカ)
- みんなの洞窟(アフリカ)
- 墓荒らしの金塊(アフリカ。ピラミッドの南西の方)
- アトラス山脈(アフリカ)
- アリババの洞窟(アラビア。大聖人の館の北の方)
ところで国王のへそくりって、取っちゃってもよかったんですかね……
その後、先ほどの爺さんが再訪。彼は往年の名船乗りのトーレスでした。没落した名門アルメイダ家の令嬢マリアを連れてきましたが、彼女はすぐに帰って行ってしまいました。
これは……絵のタッチがなかなか濃いですね……。ともあれ彼女は今作では貴重な女の子枠です。
その後バルディ宰相が再びやってきて、伝説の国ジパングへ30年以内に到達することを命じられ、【めざせジパング】開始。最大30年間援助金がもらえ、貿易航路の許可本数も2本追加されました。
これで探検費用を賄いつつジパングを目指すわけですが、地球が丸いことを信じるペレスは西へ向かうことを提案。そんな! 地球が丸かったら、反対側にいる人は落っこちちゃうじゃないですか!(棒)
一方で世界の果てには滝があると、当時の常識に囚われているミゲルはアフリカを回り込んでの東進を提案。陸を伝っていけるこちらの方が無難でしょうかね。
探検船団を出せるようになると同時に、エピソード【めざせアフリカ大陸南端】も開始。舵を取るのはもちろんアントニオ・ゴメス。
ええ、私も同感ですよ。ここで初めて探検航路を引いてチュートリアル終了といった感じでしょうか。
と、ここまで一時間くらいかかってしまいました。イベント続き、クリックしまくりだったので、このシリーズを知らない人は「なんか思ってたのと違う」という印象を抱いてしまうかもしれませんが、これからですよ、本番は!
序盤のヨーロッパの貿易は二次加工品狙いで、ここら辺の組み合わせが柱となるでしょうか。
- サンクトロフ〔硝石〕~ターナ〔硫黄〕=火薬
- イラクリオン/アレクサンドリア〔真珠〕~パレルモ/クロイツカディア〔マダス貝〕=黒真珠
- (黒)真珠~イスタンブール〔指輪〕=(黒)真珠の指輪
二次加工品ができたらすぐに貿易できると思っていたら、在庫がまだ十分にできてなかったので、なるべく早めに航路を結んでおいた方がいいかもしれません。
今プレイの初航海では幸先よく都市を2つ発見。産物は指輪とサトウキビ。サトウキビは価値は低いですが、オーク樽との組み合わせでラム酒ができます。また未発見のカカオと組み合わせることで、価値も比較的高く生産量もあるチョコレートができるので、頭の片隅に置いておいたほうがいいでしょうか。
その後、所持金が100万Gを超えてひよっこ商人の称号を獲得。やったことといえば、ほぼ宝箱開けですけどね。
この頃、ボルドー沖に沈没船があるという噂が広まっていましたが、その噂を耳にしたある人物が我が商会の門を叩くのでした……。
『THE ATLAS』(C) ARTDINK
『Neo ATLAS』(C) FlipFlop
『Neo ATLAS 1469』(C) 2016, 2017 STUDIOARTDINK / ARTDINK
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