【栄冠は君に2】姫神高校プレイ日記 1年目(3)
60日の練習期間が終わり、いよいよ地方大会が開幕です。ついに女子高生が登場も、平成どころかまだ昭和の香りがする(?)顔も出てきました。
岩手県は東北地方では一番多い全88校が出場。1年目でいきなり優勝などというのは到底無理そうなので、そんなに高望みはせずに、目標としてはせめて1つは勝っておきたいところです。
姫神高校の初戦の相手は「西和賀谷」高校。打撃力C、投手力・守備力・機動力・注目度Dという、姫神高校とはどっこいどっこいの高校です。
ベンチは西崎と小野OUT、新たに1年生の朝田と2年生ピッチャーの木村がINです。スタメンはショートに2年生の佐野、サードに朝田を入れてみました。センス○の選手は早くから使っていこうと思います。
佐野、堀井、朝田の3人がセンス○ですが、チームでは抜きん出ていますね。他の選手をちまちま鍛えるのが馬鹿らしくなってきます。
試合は2回表の西和賀谷の攻撃で、ヒットとエラーでノーアウト一二塁、バント後に7番と8番の連続タイムリーで2点を先制されました。
その裏、ファーストのエラーで5番の菊川が出塁。すかさず盗塁して得点圏に進むも無得点。3回裏にはまたもやエラーで出塁のランナーを3塁まで進めるも、1番吉野の打順でスクイズを外されて、ランナーがタッチアウト。
さらに4回裏、センターフライを相手が落球、バントで送って一死三塁のチャンスで、迎えるのは4番の堀井。ここは普通に打たせましたが見逃し三振。拙攻が続き嫌な雰囲気でしたが、菊川がライトにチーム初ヒットを放ち1点を返しました。
先発の福村はランナーは出しながらも、その後は無失点を続けました。打線は7回裏にようやく6番の丹野が2本目のヒットを放ち(サイン外の)バント後に三盗成功。しかしスタメンに抜擢された1年生の朝田は三球三振。
8回裏、打線は不甲斐ない一方で、孤軍奮闘中のピッチャー福村がレフトへ同点のソロホームラン。
2番佐野がデッドボールを受けすぐに連続で二盗、三盗を成功させると、これまで3三振だった4番堀井が右中間にスリーベースヒットを放って、土壇場で勝ち越しに成功しました。
9回表は二死二塁と一打同点のピンチで「投手伝令」を出してみました。
ここで投手の状態を見ることができます。体力と疲労は思ったより悪くはありませんでした。
もともと代わりに出せるピッチャーはいないので、そのまま続投。最後はショートフライに討ち取って、姫神高校は見事に1回戦を突破。
エラーなどでランナーは出ましたが、ヒットはなかなか打てませんでした。意識して盗塁のサインを多めにしていました。守備はそんなにいいとは思ってはいなかったんですが、相手が5つもあったのに対しうちは2つと意外と少なく済みました。守備を上げるくらいなら、その分打撃練習につぎ込む方がいいのかもしれないですね。
2回戦の相手は「雫石川」高校。サードは1年生の朝田を引っ込めて2年生の佐野をショートから回し、ショートに正選手の田宮を入れました。そして今回は「時間短縮モード」にしてみることに。
スコアボードだけ表示されて、当然指示は出せません。ちゃんと見たら1試合20分くらいかかったところ、このモードでは1分くらいで終わりました。
試合は見事に2-3で勝利で、打ったヒットは8本。見てない方が打つのか?(笑)
次の相手は「久慈商科」高校。3回戦の相手ともなると、打撃力・投手力・守備力・注目度がB、機動力Cという実力校です。今回は時間短縮モードではなく、ちゃんと采配を振るうことにします。
スタメンは前の試合と同じ。ピッチャーの福村は体力が86に低下していますが、代わりはいません。
1回裏、久慈商科の攻撃。センターの菊川がいきなりフライを落球するも、3、4番を連続三振に斬ってピンチを脱出。
2回表、4番堀井が死球、6番丹野がヒットで出塁も、ともに盗塁がアウトとなって結局3人で攻撃終了。その裏に連続ヒットをバントで送られた後、レフトへ大きな犠牲フライを打たれて1点先制されました。
直後の3回表、ヒットのランナーが2つのバントで三塁に進んで、1番吉野のツーベースですかさず同点。
その後は試合は膠着。7回裏に先頭をヒットで出すも、次の打者は3-6-3のダブルプレー。ダブルプレーを見たのはこれが初めてかもしれません。
終始押され気味で8回裏に三盗を決められるとセンターへタイムリーを打たれてついに勝ち越されてしまいました。もう追いつく力は残っておらず、格上相手に1-2で惜敗。ただ相手ベンチはけっこう焦ったかもしれないですね。
もともとヒットをそんなに打てていませんでしたが、さすがにこのレベルの相手はエラーで自滅もせず、ランナーがあまり出ませんでした。そして序盤に盗塁を立て続けに2つ刺されたのが痛かったです。
1年でどうにかなるという話ではありませんでした。この戦力ではまだ勝負を懸ける段階でもないと思うので、負けてもやり直すことはせずにさっさと先に進めます。
地区大会敗退後、「来年にかける」を選ぶと、翌年に進むことができます。「蛍の光」が流れる中、3年生は引退――
ピッチャーの福村はよく頑張ったと思いますが、問題は野手でしたね。堀井と北以外の打率が酷いことになっています。最初に打って勝つとか言っていたのは何だったのか。(笑)
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